記録

中学3年

中3 30 病院での打ち合わせとその後

娘が入院することだけでも嫌なのにさらに騙すようにして入院させるなんて考えられなかった。本人だって急に今日から入院だと言われて素直に受け入れることはないだろうし、反発するのにもエネルギーを使って疲れてしまう。それに医師や両親への怒りや...
中学3年

中3 29 病院での打ち合わせの続き

「よろしくお願いします」 膝を突き合わせる様に椅子に腰かけて打ち合わせ?が始まった。 大野医師が話し始めた。 咲は希死念慮が強くまだ薬の効き目が出ないこともあり今のままでは自殺する危険がある。しかしこの病院はもとも...
中学3年

中3 28 病院での打ち合わせ

妹の自殺は現在でも私の行動にずっと影響していた。私が生きている限りそうだと思う。 咲を一人にさせないために本当は私の母に来てもらって見守ってもらえたらよかったのだが、自分の子供(私の妹)の死を嘆き苦しみ悲しんできた両親には孫の...
中学3年

中3 27 私の胸中

その日の午後に保健師の松本さんから電話がかかってきた。大野医師と連絡を取って咲の事情を話したところ、医師から学校の先生と私と市側の保健師とで集まって相談したいと言われたのだそうだ。日程は明後日の朝9時と指定された。場所は前回行った診...
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中3 26 校長室に行った次の日

学校側はこのあともうつ病になってしまった原因について追及することをずっと避けていた。話そうとすると今回みたいに話題を変えるか無反応になるかだった。  当時は自分の娘のことで精いっぱいだったからそのままになってしまったけれど、鴻...
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中3 26 校長室

松本さんは無理しないで下さいねとかなんとか労わりの言葉をかけてくれた後「私から大野医師(先生)に連絡をとってもいいでしょうか?」と聞いてきた。私は「わかりました」と答えた。医療関係者同士何か対策できるならしてほしかった。私が何をでき...
中学3年

中3 26 また校長室

その日の夜に桜井先生から電話がかかってきた。思春期外来を受診することを連絡してあったので様子を聞く電話だった。その電話で先生にうつ病と診断されたことを伝えた。先生は驚いた様子だったが話を詳しく聞きたいので明日学校に来てほしいと言われ...
中学3年

中3 25 診察後

その病院は夜中に患者を診る体制はなかった。調べておけばよかった。 副作用や常習性を考えると薬を飲ませることには抵抗があった。しかも精神病の薬を自分の子供が服用するなんていやだった。でも自分の気持ちは無視した。感情は無視して理屈...
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中3 24 診察

ここが咲が死にたいだけではなく実際に自殺未遂をしたことを言える最後のチャンスだった。咲もわたしも問診の時にはそのことを言えずにいた。医師の印象が悪かったことや、初対面の人に自殺未遂の話をすることへの抵抗感があったし、メインで話してい...
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中3 23 今度こそ診察

今度こそ診察がはじまった。 大野医師は午前のことを詫びてきたあと 「お昼は何を食べたの?」と咲に笑顔で話しかけた。 「ミニ天丼です」咲は答えた。「え?ミリ?」「ミリ何?」 なぜ人が昼ごはんに何を食べたのかを聞...