中3 80 直前模試の会場変更しなきゃ

中学3年
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桜井先生が応答した。折り返し電話を待っていたのだろうか。

思った通り今日の様子を聞かれたのでざっとを話した。

先生は「トークエコノミーって何なんですかね……」とどうも納得できないモヤモヤがにじみ出た感想を言った。(「ン」が聞き取れなかったらしい)

私も実は医師の説明を聞いたときから、効果があるんだろうかと疑問に思っていた。行動を完全に管理するというのは治療というよりは対処療法のように思える。そして入院している間だけしか完全管理できないので、退院したら効果がないんじゃないだろうか。

もしもトークンエコノミーのおかげで症状が落ち着いてきて退院できたとしても、元の生活に戻ったら症状も入院前に戻るのではないだろうか。

しかし医療の知識のない素人二人で「トークンエコノミーの有効性について」話し合ったって正しい結論にはたどり着けない。医師が有効だと判断しているからこそ、その療法を行っているのだろう。

現在の主治医は転院前の大野医師のように他の患者を先に診るからと言って診察を中断して他の患者を診察したりしないし、EMDRのN医師と違って患者を詰問してきたりしつこく追及してきたりしない。知っている範囲では常識的な医師だ。二宮医師を信じるしかない。信じて任せるしかない。

先生の感想を聞いてぐらついたけれど「医師に任せるべきだ」と思い直した。そしてそう先生に言ってみた。先生は何も反論しなかった。

任せよう。

※入院中はトークンエコノミーの他に作業療法のようなことや他の療法や心理テストなどいろいろなことを行っていたようです。本人も過去のことなので記憶が薄れてきているそうです。

医師の説明を話した後、直前模試の受験の許可が出たので受けさせるからその時には病院から外出する、当日中に病院に戻ることになると先生に伝えた。

先生は「受験会場が中学校の校区内だとウチの中学の生徒に会場で会うと思います」と言った。

そういえばその通りだった。受験会場までは頭が回らなかった。病気で入院中なのに直前模試の受験会場に来ていたら咲を見かけた同じ学校の生徒たちは訝しく思うだろう。まずい。家に戻ったら受験会場を自宅の近くから病院の近くに変更しよう。ネット申し込みをしていたからネットで会場変更もできるだろう。先生に電話してよかった。自分で気が付かなかったことを指摘してもらえてよかった。折り返し電話をしてよかった。

私はすぐ「生徒に会いたくないので会場を病院の近くに変更します」と言った。

時間があったら自宅に連れて行こうかと思っていたが、同じ学校の子に見られた場合に言い訳しずらいのでそれもやめようと思った。咲に話す前でよかった。一瞬でも「家に帰れる」とぬか喜びをさせたくなかった。

先生との電話を終えて家に帰った。

夜に咲が電話で「CDプレーヤーとかいろいろありがとう」とお礼を言ってきた。

気のせいかもしれないが少し声に元気が出てきた。面会に行った時も咲は入院前よりは調子が良さそうに見えた。

素人が狭い知識の範囲でトークンエコノミーって効果あるのかと懸念を持つよりも、実際の本人の調子を見た方がいい。

目に見える本人の様子を信じよう……

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