中学3年

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中3 34 入院に同意する

その日の夜大野医師に言われたことを夫に伝えてまた話し合い「受験ができるのなら……」と渋々入院に同意することにした。でも咲が知らないまま入院の話を進めることはどうしてもできなかった。その面も私も夫も同意見だった。自分が逆の立場だったら...
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中3 33 代わってやりたい

この「自分が代わりたい」的考えは私の妹が自殺した当時も常に頭の中にあった。 妹は性格もよく頭もよく私よりずっと優秀な子供だった。妹の方がみんなに好かれていた。両親にもかわいがられていた。だから私が妹の代わりに死ねばよかったとずっと思っ...
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中3 32 医師からの電話

翌日の午前中に大野医師が私に電話をかけてきた。 「転院(ほぼ入院しなければならない前提)の話を進めたいのですが」 大野医師は私の返答を待つために一度言葉を区切った。 「昨日夫と話しあったのですが、入院はさせないでいこうと思...
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中3 31 自傷

この頃に自傷がはじまった。体を傷つけるのではなく、拳で自分のお腹や胸を強く叩いたり自分の両手で喉を絞めつけたりする自傷だった。 拳で自分の体を叩くときには私もその場に遭遇したこともある。強い力でドスっと体にめり込むような音を立...
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中3 30 病院での打ち合わせとその後

娘が入院することだけでも嫌なのにさらに騙すようにして入院させるなんて考えられなかった。本人だって急に今日から入院だと言われて素直に受け入れることはないだろうし、反発するのにもエネルギーを使って疲れてしまう。それに医師や両親への怒りや...
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中3 29 病院での打ち合わせの続き

「よろしくお願いします」 膝を突き合わせる様に椅子に腰かけて打ち合わせ?が始まった。 大野医師が話し始めた。 咲は希死念慮が強くまだ薬の効き目が出ないこともあり今のままでは自殺する危険がある。しかしこの病院はもとも...
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中3 28 病院での打ち合わせ

妹の自殺は現在でも私の行動にずっと影響していた。私が生きている限りそうだと思う。 咲を一人にさせないために本当は私の母に来てもらって見守ってもらえたらよかったのだが、自分の子供(私の妹)の死を嘆き苦しみ悲しんできた両親には孫の...
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中3 27 私の胸中

その日の午後に保健師の松本さんから電話がかかってきた。大野医師と連絡を取って咲の事情を話したところ、医師から学校の先生と私と市側の保健師とで集まって相談したいと言われたのだそうだ。日程は明後日の朝9時と指定された。場所は前回行った診...
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中3 26 校長室に行った次の日

学校側はこのあともうつ病になってしまった原因について追及することをずっと避けていた。話そうとすると今回みたいに話題を変えるか無反応になるかだった。  当時は自分の娘のことで精いっぱいだったからそのままになってしまったけれど、鴻...
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中3 26 校長室

松本さんは無理しないで下さいねとかなんとか労わりの言葉をかけてくれた後「私から大野医師(先生)に連絡をとってもいいでしょうか?」と聞いてきた。私は「わかりました」と答えた。医療関係者同士何か対策できるならしてほしかった。私が何をでき...